喉の性病でもあるヘルペスの治療

性病というのは性行為によって相手から病原性微生物に感染して起きる病気全般をいいますが、最近では喉の性病というのも注目されるところです。原因が性行為である以上、性病は性器の粘膜などから感染するということになり、病変があらわれるのも性器やその周囲というのが一般的です。
しかし、たとえばヘルペスのような病気ですと、喉に感染して、喉の粘膜に小さな水ぶくれができたり、潰瘍を生じたりして、そこからひりひりとした痛みを感じるといったこともあります。これは女性が男性に対してオーラルの性行為をした際に、喉の粘膜に単純ヘルペスウイルスII型とよばれるものが感染したことによるもので、口内炎のような他の病気に見えて、実は喉の性病というのも油断がならないものです。
ヘルペスの場合、現在では抗ヘルペスウイルス薬という特効薬が開発されていますので、病院で診察を受けてたしかにヘルペスであることが明らかになれば、この医薬品により治療することが可能となっています。抗ヘルペスウイルス薬には、ウイルスが体内の細胞でDNAを複製して増殖することを抑制するという効果があるためです。
しかし、このウイルスがやっかいなところは、一度治療に成功して症状が改善したとしても、なお体内の神経節などに潜伏してしまうという点にあります。したがって、あとで風邪や仕事のストレスなどで免疫力が低下してしまったときには、潜伏していたウイルスが活動をはじめてヘルペスが再発してしまうことになります。再発をした場合も、同様に抗ヘルペスウイルス薬での治療を行うこととなりますが、一般にはすでに抗体ができているということもあって、症状があまり重症化することはないようです。